最近の研究により
「75歳以上の体型は、どうあるべきか？」
の常識が変わりました。
一昔前までは
「太らないように、甘いものばかり食べずに、野菜や魚もしっかり食べましょう」
という常識だったのですが、
これからは「少し太っていても大丈夫」
という常識に変わるかもしれません。
最近の研究により
「75歳以上の体型に関する考え方」が変化しています。
かつては太らないように
「野菜や魚を摂ること」が重視されていましたが
研究結果から、新たな視点として「少し太っていても健康に影響はない」ということが分かってきました。
「少し太めでも問題はない」ということが分かりました。
肥満度を表す指標であるBMIの基準値は
標準値は「18.5～25」になります。
「18.4以下」は死亡リスクが高くなると関連付けられています。
一方、BMIが30程度までなら死亡リスクは正常体重と変わらないことも分かっています。
なので、一度この機会に
ご自身のBMIを計算してみて下さい。
訪問看護を受けている65歳以上の人々の「60%がの人が痩せすぎ」の状態であることが明らかになっています（メディバンクス株式会社 在宅医療調査より）。
さらに、BMIが16未満まで下がると女性では通常よりも約2.6倍高い死亡リスクになることもデータにあります。
東京女子医大学の市原淳弘 教授によると
「高齢者になると少し太っていても栄養が足りている方が代謝が良くなり、生命活動にとって良い」
と説明されています。ただし、栄養の取り過ぎも疾患につながる可能性があるため、注意が必要です。
BMIが低くなるということは、「体重が減る」ということです。
体重が減る（BMIが減る）と、「死亡リスク」が高くなる原因の一つには
「食事量が減る」ことです。
食事量が減ると、「体を動かすためのエネルギー」や「体の材料となるタンパク質」が不足していきます。
さらに、エネルギーが不足すると、「脂肪を分解してエネルギーにする」という段階を経ますが
それでもまかなえない場合には「筋肉のタンパク質が分解されてエネルギーになる、糖新生が起こります」
このような状況lが続くと、体力の低下、活動量の減少に繋がり、こういった状態をフレイル（虚弱）と呼びます。
フレイルになると、栄養不足による筋肉の減少が起こり
転倒による骨折のリスクや、喉の筋肉の低下の場合は「誤嚥性肺炎のリスク」が高まります。
さらに、筋肉量の減少によって膝の痛みなどが生じ、歩行が困難になることもあります。
このような状態になると、「悪い老化の悪循環」に陥ってしまいます。
カラダを動かなくなると食欲も低下し、筋肉量もますます減少していきます。
筋肉は「マイオカイン」と呼ばれるホルモンを分泌し、「認知症予防にも関与」しています。
筋肉量が減るとマイオカインの量も減少し、認知機能の低下リスクが高まっていくのです。
食事量の減少
↓
筋肉量の減少
↓
運動機能の低下
といった流れは、「悪い老化の悪循環」に繋がります。
このサイクルに入ってしまうと、骨折のリスクや誤嚥性肺炎のリスクが高まるだけでなく
さらに「心身の機能が低下」し、「寝たきりになる」可能性も出てきます。
健康であるためには、高齢になっても適切な食事を摂ることが重要です。
70歳以上になると食事量が減少する傾向があるため、カロリーをしっかり摂取し、タンパク質も積極的に摂ることが必要です。
タンパク質の代名詞でもある「肉」が摂取できない場合でも、魚や大豆を選択することができますし、プロテインの利用も検討できます。
食欲が低下している場合でも、甘いものやチョコレート等のおいしいものを摂ることで、カロリーを補うことができます。
できるだけバランスの取れた食事が好ましいのですが、どうしても食べれない場合は
タンパク質に拘らず、過剰にならないように、カロリーをメイン摂ることをお勧めします。
（東京女子医大学の市原淳弘教授）
健康を維持するためにカロリーを摂ったならば
次は、適度な運動も健康維持には欠かせません。
カラダを動かせるときは、動かしてあげる
運動は筋力や体力を維持してくれ、歩くだけでも骨密度を高める助けとなります。
散歩や軽い筋トレはお勧めです。
「シニアフィットネストレーナー」の資格を持っているジムに通うのもお勧めです
健康に生活を続けるためには「心の健康」も大切です。
友人や家族との交流、社会活動にも積極的に参加することも「健康的な充実した生活」に繋がるので
お勧めです。
人付き合いが苦手な場合は、「人と会うことがストレス」になるので
「趣味」に時間を割くこともおすすめです。
「暇な時間が多い」はストレスになるので、、、
好きな音楽を聴きながら、散歩をするのも良いですね。
「心も老化させない」ことが大事です
老後の体型の新常識は
冒頭でお伝えした通り
「少し太めでも健康に良い！」ということです。
好きなものを食べて、しっかりカロリーを摂りましょう。
そしてカラダを適度に動かして、さらなる健康を手に入れると
心も若くなって、楽しくなってきます。
最初の第一歩が大切です！
まずは、しっかり美味しいものを食べましょう
ボックスインフィールドでは、シニア向けのトレーニングもございます。
認知機能を低下させない、楽しいトレーニングから、筋力を低下させないトレーニング
バランス感覚、反射神経、下半身の強化、カラダと心の老化防止、等を行えます。
なによりも健康が一番大切です。
パーソナルトレーニングジムとボクシングジムが一緒になりました。
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