堺市パーソナルトレーニング
アルコール摂取、肥満でなくても脂肪肝には注意
脂肪肝になる人は、一般的に「太っている人」、「たくさんお酒を飲む人」が多いイメージですが、実はそれ以外の人達も発症するリスクがあります。長期間にわたる脂肪肝は、肝硬変のリスクが高まります。
肝臓は自覚症状が現れにくい重要な臓器
肝臓は、「男性で約1.5kg、女性で1.2kg」の重さがある、体内で最大の臓器です。 こんなに大きいのに、病気が進行しても自覚症状がなく、わかりにくいので 「沈黙の臓器」と呼ばれています。 肝臓は重大な病気が多く、「肝硬変」や「肝臓癌」などが深刻な状態になって初めて気づくケースも少なくありません。
肝臓働き
こんなに大きな肝臓は、カラダにとって大事な役割を果たしています。 「胆汁の生成」や「栄養素をエネルギーに変換」「解毒と分解作用」と主に3つの働きをしています。
①胆汁の生成
胆汁とは食べ物の脂を分解・吸収させる消化液です。
肝臓は1日およそ「500mlから1000ml」の胆汁を作っています。
②栄養素をエネルギーに変換
食べたものは胃の中で消化されて腸に行きます。
そして腸から栄養分として分解され、吸収されたものが肝臓へ行きます。
肝臓は、栄養素を色んな「エネルギー」に変換してから、全身に送ってくれます。
そういった働きをしてくれるので、肝臓は「人体の化学工場」と呼ばれています。
③解毒と分解作用
アルコールを摂取したとき、そのままカラダに入ると毒性が強いので
肝臓はアルコールを分解して「無害なもの」へと変換します。
アルコールだけではなく、薬も肝臓が分解をしてくれるので
ずっと薬の作用が続く事はありません。そのおかげで、薬の副作用のリスクも下がります。
この他にも肝臓は、細かく分類をすると、約500種類以上の仕事をしているのです。
こんなに大切な肝臓は、健康に保ちたいものです
恐るべし「脂肪肝」
脂肪肝とは、肝臓内に脂肪が蓄積する状態のことです。
正常な肝臓は「赤く滑らか」ですが 脂肪肝では「黄色」に変化します。
では、脂肪肝になると「どんな問題が起こるのか?」
脂肪肝の状態が長く続くと約15%の人が「肝硬変」になる統計データーが出ています。
「肝硬変」は、肝臓に炎症が起こり、細胞が壊れてしまって硬くなった状態をいいます。
肝硬変になると、なんと肝臓の機能が3割以下に低下します。
約500種類の役割をしている肝臓の機能が制限されてしまうのです。
また、肝硬変になってしまうと、元の状態に戻りにくくなります。
脂肪肝は、この様な状態になっていても、自覚症状は出にくいので 本人が気付かないまま、肝機能の低下が進行していきます。
さらに「肝臓癌」のリスク
脂肪肝が発見されて、「食生活」を変えず 運動もあまりしないような
「生活改善をしない状態」が続くと
肝臓癌になるリスクが高まります。
また、肝硬変になるリスクも高まり 肝硬変になって「お酒」を飲み続けると
4年5ヶ月の生存率が35%になる研究結果もあります。
参考 アルコール依存症の肝硬変(翻訳で読めます)
脂肪肝になる主な原因
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アルコールの過剰摂取
肝臓はアルコールを分解に肝臓が使われるので、エネルギーがカラダへ送れずに、肝臓に溜め込んでしまい脂肪になってしまう。
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食べ過ぎ
ご飯を食べ過ぎると「太る」というと、皮下脂肪や内臓脂肪が増えるイメージが強いが、食べすぎてしまうと、栄養をエネルギーに変換する作業ばかりに偏ってしまい、筋肉や皮膚など、カラダに送り出す余力がなくなって、肝臓内に溜まってしまいます。結果的に肝臓が付いてしまいます。
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極端なダイエット
野菜しか食べないダイエット等、カロリーを極端に減らすダイエットは、タンパク質が作られなくなり、「エネルギーを送り出すためのタンパク質」が不足して、肝臓内にエネルギーを溜め込んでしまい、脂肪肝になってしまう。
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女性ホルモンの影響
脂肪肝は男性に多い症状ですが、女性の場合、「女性ホルモン」が皮下へ余分なエネルギーを送るように働いてくれます。しかし、閉経後は余分なエネルギーを皮下へ送り出さなくなり、肝臓にエネルギーが残るので、同じ食事をしていても脂肪肝になるリスクが高くなるのです。
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運動不足
栄養を摂取しても、運動不足の場合、肝臓からエネルギーを筋肉に送る作用が働かずに、脂肪になって溜め込んでしまうため、脂肪肝になっていきます。
食事改善
ボックスインフィールドでお勧めしている食事内容が健康には、とても良い食べ物です。 さらに肝臓をサポートしてくれる食品
食品と料理 | 肝臓の健康への具体的な効能 | |
ほうれん草とチーズのオムレツ |
ほうれん草のビタミンEは肝臓の細胞保護に寄与、卵とチーズのタンパク質は肝臓の修復と機能維持に役立つ |
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サーモンとアボカドのサラダ |
サーモンのタンパク質は肝臓の修復をサポート、アボカドのビタミンEは肝臓細胞の保護に貢献 |
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ギリシャヨーグルトにミックスナッツをトッピング |
ギリシャヨーグルトのタンパク質は肝臓の機能維持に役立つ、ナッツのビタミンEは酸化ストレスから肝臓を守る |
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鶏肉のアーモンドクラスト |
鶏肉のタンパク質は肝臓の修復に必要、アーモンドのビタミンEは肝臓細胞を酸化から保護 |
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牛乳とフルーツのスムージー |
牛乳のタンパク質は肝臓機能の維持をサポート、フルーツのビタミンEは肝臓の抗酸化保護に寄与 |
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カシューナッツ入りのチキンカレー |
鶏肉のタンパク質は肝臓の修復に役立つ、カシューナッツのビタミンEは細胞の酸化防止に有効 |
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卵とほうれん草のサンドイッチ(全粒粉) |
卵のタンパク質は肝臓の機能維持に必要、ほうれん草のビタミンEは細胞の保護に寄与 |
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レバーと野菜の炒め物 |
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脂肪肝を防ぐためには、「適切な食事管理と定期的な運動」が大切です。
バランスの取れた栄養摂取と、日々の身体活動は、健康維持の基本となります。
毎日の食事で健康的な選択を心がけ、積極的に体を動かす習慣を培うことが、脂肪肝のリスクを低減し、全体的な健康の増進に寄与します。
参考 肝臓専門医 医学博士 泉並木
LCLA助教授 津川友介
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