堺市パーソナルトレーニングジム

睡眠時間の「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の役割とは？

睡眠をしっかりとっていますか？

「睡眠時間は長いのに、寝た気がしない」

「寝たのにカラダが怠い」

それは「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」のサイクルが合っていなくて

深い睡眠を取れていないのかもしれません。

という情報をよく聞きますが

「レム睡眠」

「ノンレム睡眠」

「よく聞く言葉だけど、どういう意味？」

「深い眠りと、浅い眠りね！」

「どっちが、どっち？」

よく意味が分かっていない方も多いかと思います。

睡眠のメカニズムである「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の働きを知ることで

睡眠の質が分かるかもしれません。

しっかり睡眠が取れないと、脳に様々な影響を及ぼすことが科学的に証明されています。

まずは、二つのメカニズムを知りましょう。

厚生労働省が発表した日本人の平均睡眠時間は「7時間少し…」とされています。これは世界的にみると

短すぎます。その中でも6時間未満の人が3割近くも存在することが分かっています。

睡眠時間が短いと、私たちの脳にはどのような影響があるのでしょうか？

まず、脳の重要な領域である「前頭葉」と「前頭前皮質」へのエネルギー供給が減少します。

具体的には、睡眠時間が短いと12～14％ものエネルギー（糖）供給が減少するのです。

（日本経済新聞記事より）

さらに、睡眠には2つの主要なステージがあります。

それが「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」です。

それぞれの働きはどのようになっているのでしょうか？

昔は深い眠りができる「ノンレム睡眠」が大切といわれてましたが

最近の研究では、そうではないことが分かってきました。

レムとは「急速眼球運動」という意味で、「目玉が動いている状態」になります。

寝ていても目が動いています。

この状態は、脳波が活発になります。夢を見ることがあり、脳は情報の「処理」と「統合」を行っています。

またレム睡眠は「記憶の形成」と「学習の促進」に関与しており、寝ている間も脳波活動をしています。

脳って凄いですね！

一方、ノンレム睡眠は「浅い睡眠」と「深い睡眠」の段階があり

「疲れているカラダ」や「痛めている部位」を回復させる効果があります。

深いノンレム睡眠の状態では、「成長ホルモン」の分泌が活発になり

細胞の「修復」と「再生」が行われます。

ノンレム睡眠はカラダの疲労を回復させ、そして免疫力を強化してくれます。

寝ている間に、レム睡眠とノンレム睡眠が周期的に繰り返されます。

通常、睡眠の周期は約90分間になり

この中で「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」が交互に現れます。

このサイクルが複数回繰り返されることで、効果的な睡眠が取れるのです。

みなみに下図にあるのが、私の休日の睡眠データーです。

（平日はショートスリーパーなので、点数はこういったコメントになっています）

こういった形で睡眠中のサイクルは繰り返され「カラダの回復」と「脳の修正」が行われているのです。

一昔前まで、レム睡眠よりも「ノンレム睡眠が大切」といわれてましたが